「氷山の一角」

12月に入ってから、「終活」をしています。

終わりを迎えるのは、町内会の自治会長。

誇らしげに公民館のプレートに

名前が書かれるほどの大役を

1年間、立派に務めてきました。

現在、その引継書類を作成しているのです。

会長の仕事には、

回覧板の仕分け、町内一斉清掃の陣頭指揮、

地区の夏祭りの警備など、

様々なものがありますが、

時々、想像を超えた仕事が回ってきます。

 

6月のこと。

「裏の家の庭でトンビが気絶しているから、

なんとかして欲しい」と頼まれました。

トンビの意識を回復させる術を

知らない自分にとってできるのは、

トンビが我が家の愛猫に

襲われないように見張ることぐらい。

 

しかし、強い責任感から、

動物病院や自然保護センターに、

対処法の問い合わせを続けました。

 

すると、その間にトンビは

無事飛び立ったとの一報が・・・。

 

会長には、表面に出ない

色んな仕事があるのです。

誰もが想像できる仕事は、

まさに「氷山の一角」なのです。

海に隠された氷山の見えない部分。

実はそこに、「何でも屋」と書かれた

恐ろしいプレートが隠れているのです。

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